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関節の安定性と不安定性とは?仕組み・原因・改善方法まで徹底まとめ

  • 執筆者の写真: Fit-me
    Fit-me
  • 4 日前
  • 読了時間: 5分

小金井市のパーソナルジムFit-me武蔵小金井店です。

関節の安定性は、日常生活やトレーニングで体を守るために欠かせない要素です。ケガが多い人、姿勢が崩れやすい人、慢性的に痛みが出る人の多くは、関節が「不安定」になっているケースが見られます。

本記事では、関節の安定性の仕組み、不安定性が起こる理由、改善のために取り組むべきトレーニングまで、専門的な内容を分かりやすくまとめています。

■ 関節の「安定性」とは何か?

関節の安定性とは、

  • 骨・靭帯・関節包の構造による受動的な安定

  • 筋肉(特に深層筋)による能動的な安定

  • 神経系によるコントロール能力(固有感覚)

これら3つが適切に働き、関節の位置が必要な範囲に保たれている状態を指します。

● 安定している関節の特徴

  • 無駄なグラつきがない

  • 動作の軌道がブレない

  • 力の伝達がスムーズ

  • 筋肉が効かせやすく、ケガしにくい

トレーニングの質を高めるうえで非常に重要です。

■ 関節の「不安定性」とは何か?

不安定性とは、**関節の求心性(骨同士が正しく寄り合う力)**が低下し、余計な動きやグラつきが生まれている状態。

● 不安定な関節のサイン

  • 立っていると膝が内側・外側にブレやすい

  • 肩がすぐ前に出る

  • 腰の反りや丸まりが強くなる

  • 階段の昇り降りで違和感を感じる

  • 同じ部位のケガを繰り返す

日常生活のクセ、筋力低下、過去のケガなどが関係しています。

■ 関節が不安定になる5つの主な原因

① 深層筋(インナーマッスル)の機能低下

安定性を担う筋肉が働いていないと、関節は正しい位置を保てません。特に重要なのは以下の筋群です。

  • ローテーターカフ(肩)

  • 多裂筋(腰椎)

  • 中殿筋(股関節)

  • ハムストリングス(膝サポート)

これらが弱いと、関節は簡単にブレます。

② 過去の捻挫やケガの影響

捻挫や肉離れは靭帯・筋肉だけでなく固有感覚の低下も起こします。治療後も不安定さだけが残るケースが非常に多いです。

③ 姿勢の乱れ・動作のクセ

猫背・反り腰・X脚・O脚などは、関節の配列を崩し、安定性を奪います。姿勢の乱れは連鎖的に全身へ影響するため、改善には全体の確認が必要です。

④ 使われすぎている筋肉/使われていない筋肉の差

筋肉はバランスよく働くことで関節が安定します。どれか一部に頼りすぎる“代償”が起きると、関節はねじれやすくなります。

⑤ 体幹機能の低下

腹圧が保てないと、股関節・膝・肩など全ての関節に負担がかかり、安定性を失います。「体幹=腹筋運動」ではありません。正しくは 腹腔内圧を維持して関節の位置を保つ能力 が重要です。

■ 関節が不安定だと何が起こる?

不安定性を放置すると、体には次のようなトラブルが発生します。

● ① ケガのリスクが大幅に上がる

特に多いのは以下:

  • 足首の捻挫

  • 膝の痛み(X脚・O脚の悪化)

  • 肩のインピンジメント

  • 腰の慢性痛

関節がブレることで、靭帯・軟骨・筋肉に過剰な負担が生じます。

● ② 軟骨のすり減りが早くなる

膝や股関節は正しい軌道で動くことで軟骨を守っています。不安定性があると軌道がズレ、部分的に負荷が集中し 軟骨の早期摩耗 が進行。

重度になると、将来的に**手術(人工関節など)**が必要となるケースもあります。

● ③ トレーニングの効果が出にくい

筋トレを頑張っていても、

  • 正しいフォームが崩れる

  • 力が逃げる

  • 刺激がターゲットの筋肉に届かない

ことで、思うように体が変わりません。

● ④ 姿勢がさらに悪くなる

不安定性による代償動作が続き、姿勢は悪い方向に固定されていきます。

■ 関節の安定性を高めるトレーニング(部位別)

ここでは、家庭でもできる基礎的なトレーニングを紹介します。※医学的安全性の観点から、痛みがある場合は専門家にご相談ください。

【肩】ローテーターカフの活性トレーニング

① サイドレイズ(軽負荷で)

  • ダンベルを軽く

  • 肩をすくめない

  • 肩甲骨を軽く下げる意識

② チューブ外旋

  • 肘を体側につけたまま外に引く

  • 肩前に力が入らないよう注意

肩のインナーマッスルを活性させ、肩関節が安定します。

【股関節】中殿筋トレーニング

① クラムシェル

  • 横向きに寝て膝を開く

  • 骨盤が回らないよう固定

  • 中殿筋に効くフォームが重要

② ヒップアブダクション

  • 立った状態で片脚を外に上げる

  • 上体が傾かないよう維持

股関節が安定し、膝のブレが激減します。

【膝】ハムストリングスと内転筋の強化

① ルーマニアンデッドリフト(軽負荷)

  • 膝を軽く曲げ、股関節から前傾

  • 太もも裏で支える感覚を掴む

② ボール内転筋スクイーズ

  • 膝の間にボールを挟んで潰す

  • 10秒 × 10回

膝の軌道を正しく保つための基礎になります。

【体幹】腹圧を高めるトレーニング

① デッドバグ

  • 腰を反らせず、肋骨を締める

  • 手足をゆっくり伸ばす

② ブレーシング

  • 息を吸ってお腹全体に空気を入れる

  • そのまま軽く力を入れた状態でキープ

腹圧は姿勢と関節の要です。

■ 関節の安定性を高める生活習慣のポイント

① 同じ姿勢を長時間続けない

特に座りっぱなしは股関節・腰を不安定にします。

② ゆっくりと深い呼吸を意識

呼吸が浅いと腹圧が高まりません。

③ 正しい歩き方を身につける

外側重心・内側重心の偏りは膝を不安定にします。

④ 足裏の感覚を鍛える

裸足トレーニングやバランス練習が有効です。

■ Fit-me武蔵小金井店のアプローチ

(※店舗がオープン次第提供予定)

Fit-meでは、単に筋トレを行うのではなく

  • 関節の安定性チェック

  • 姿勢の評価

  • 動作のクセの修正

  • 必要部位へのピンポイント筋トレ

  • フォーム改善と再発予防

といった「身体の土台づくり」を非常に重視します。

関節が安定することで、筋肉の成長スピードもケガ予防効果も大きく向上します。

■ まとめ

関節の安定性は、健康・日常生活・トレーニングのすべての基盤です。

  • 深層筋が働く

  • 姿勢が整う

  • 関節が正しい位置に収まる

この3つが揃うことで、体は驚くほど動きやすくなり、変化が早くなります。

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