ベンチプレス140kgはどれだけすごい?上級者の証と安全に扱うための知識
- Fit-me

- 8月12日
- 読了時間: 5分
更新日:8月19日
パーソナルトレーナーのKEITAです。
ベンチプレスといえば、筋トレの王道種目のひとつ。特に「何キロ挙げられるか?」はトレーニー同士の話題になることが多く、筋力や経験を測るひとつの指標として使われます。その中で「ベンチプレス140kg」という数値は、一般の人からすると想像もつかないレベルです。本記事では、ベンチプレス140kgがなぜすごいのか、どれほどの努力と知識が必要か、そして安全に高重量を扱う方法まで徹底的に解説します。
1. 一般的なベンチプレスの重量基準
まず、ベンチプレスにおける初心者〜上級者の目安を知ることが重要です。以下は体重70kgの男性を基準にした、おおまかな重量の目安です。
初心者(数か月以内):40〜60kg
中級者(1〜3年程度):80〜100kg
上級者(3年以上・本格的トレーニング経験あり):110〜130kg
エリート(全国レベル):140kg以上
つまり、140kgは全国的にも上位数%に入るレベルです。ジムに通っている一般会員の中でも、100kgを超えられる人は少数派で、140kgを挙げられる人はさらに希少です。
2. 140kgを挙げるために必要な筋肉群
ベンチプレスは単なる腕力勝負ではありません。胸の大胸筋、肩の三角筋前部、腕の上腕三頭筋、そして体幹や背中の安定性が不可欠です。
大胸筋:バーを押し上げる主役
三角筋前部:胸からバーを押し離す補助
上腕三頭筋:ロックアウト(腕を伸ばし切る)で重要
広背筋・僧帽筋:肩関節を安定させる
腹筋・脊柱起立筋:フォームを維持しブリッジを作る
140kgを挙げるには、これら全てをバランスよく鍛える必要があります。特にフォームの安定性と怪我防止のための補助筋トレは欠かせません。
3. 140kgの重量が示す「技術力」
ベンチプレス140kgは、単に「力が強い」だけでは到達できません。安全に挙げるためには、フォームの最適化が必須です。
ブリッジの作り方:背中をアーチ状にして肩と腰を安定
グリップ幅の最適化:肩や手首の負担を軽減
バーの軌道管理:胸上部から中部に向けて斜めに動かす
呼吸法:胸郭を広げる呼吸と腹圧のコントロール
これらを熟知していなければ、高重量は危険を伴います。特に140kgともなると、一瞬のフォーム崩れが大きな怪我につながります。
4. 一般人から見た「140kgのすごさ」
筋トレ未経験の人から見ると、40kg〜60kgでも十分に重く感じます。その感覚からすると140kgはお米袋(30kg)4〜5袋分を胸から押し上げる計算です。想像しただけで「人間ってそんな力あるの?」と思うレベルです。
街のフィットネスクラブに行くと、ベンチプレスで100kg以上を挙げている人はごく少数。140kgを挙げられるトレーナーが指導するというのは、それだけで信頼感につながります。
5. 高重量を安全に扱うためのポイント
140kgを目指す人も、そこまでの過程で怪我を防ぐことが重要です。
段階的な重量アップ 一気に重量を増やすのではなく、2.5kg刻みで少しずつ上げる。
補助者(スポッター)の確保 特に100kg以上では必須。安全面の確保とメンタル的安心感。
肩と手首のケア バンドやストレッチで関節を保護。
補助種目の活用 ナローベンチ、ダンベルプレス、ディップスで補強。
この知識を持つトレーナーは、安全なフォーム習得と怪我予防の両面で価値が高いです。
6. ジム指導に活かせる140kgの経験
「140kg挙げられる=自分も同じようになれる」というわけではありません。しかし、この重量を扱える人は、効率的に筋力を伸ばす方法を知っています。
初心者なら60kgを最短で挙げるロードマップ
中級者が100kgを突破するための停滞期脱出法
女性や高齢者が無理なくベンチプレスを習得する方法
こうしたノウハウは、単なるマニュアル本には載っていない実体験からくるものです。
7. まとめ:140kgは権威性と信頼の象徴
ベンチプレス140kgは、筋トレ界でも上級者の証。体重の2倍近い重量を安全に扱えるのは、技術・筋力・経験のすべてが揃っている証拠です。
ジムに通う初心者にとっては「自分もこの人に教われば安全に成長できる」という安心感、中級者にとっては「伸び悩みを解決できる指導者」という期待感を与えられます。
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執筆者:KEITA
Fit-me武蔵小金井店代表トレーナー
パーソナルトレーナー歴8年
姿勢改善・ダイエット・ボディメイクを専門とし、これまで延べ500名以上の指導実績及びプロ選手の指導経験あり
2019年10月サマー・スタイル・アワード横須賀にて入賞
ベンチプレス140キロ達成
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