股関節ストレッチで「詰まって痛む」原因と改善法|西国分寺でパーソナルジムを探す方へ
- Fit-me

- 9月23日
- 読了時間: 4分
股関節をねじるようなストレッチや開脚に近い動作をしたとき、「太ももの内側の付け根が詰まっている感じがする」「痛みを伴う」といった声は多く聞かれます。特にジムでのトレーニングや日常の柔軟運動でこの違和感を感じる方は、股関節周囲の筋肉や関節構造に起因している可能性があります。今回はその原因を医学的な視点から掘り下げ、改善方法を詳しく解説します。
股関節の構造と詰まり感のメカニズム
股関節は、大腿骨の骨頭と骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)がはまり込む「球関節」です。関節唇と呼ばれる軟骨のリングが骨頭を支え、安定性と可動域の両立を助けています。
詰まり感の原因になりやすい部位
関節唇(labrum):股関節の縁を取り囲む軟骨で、衝撃吸収と安定性に寄与。炎症や小さな損傷があると、ストレッチの際に引っかかる感覚を覚えることがあります。
大腿骨頚部と骨盤の前縁:股関節インピンジメント(FAI: Femoroacetabular Impingement)と呼ばれる状態では、骨と骨が異常に接触し、屈曲や内旋で詰まりを感じやすくなります。
内転筋群(長内転筋、短内転筋、大内転筋など):股関節を閉じる働きを持つ筋肉。柔軟性が低下していると、ストレッチ時に付け根部分でつっぱり感や痛みが出やすくなります。
腸腰筋(大腰筋・腸骨筋):股関節の前側を通る主要な屈曲筋。過度な緊張や短縮により股関節の動きを制限し、詰まり感の原因となります。
臨床的な評価方法
医療やリハビリの現場では、以下のような徒手検査が「詰まり感」や股関節障害の確認に用いられます。
FADIRテスト(Flexion, ADduction, Internal Rotation):股関節を屈曲・内転・内旋させる検査。FAIや関節唇損傷で詰まり感や痛みが誘発されやすい。
FABERテスト(Flexion, ABduction, External Rotation):股関節を屈曲・外転・外旋させる検査。股関節の可動域制限や仙腸関節の問題を見極めるのに用いられます。
Thomasテスト:腸腰筋の柔軟性を確認する検査。ベッド上で一方の膝を抱え込んだ際、反対の脚が浮くと腸腰筋の短縮が疑われます。
これらの検査で痛みや強い詰まり感が出る場合、専門医や理学療法士の診断を受けることが推奨されます。
リハビリ・改善アプローチ
1. 筋肉のストレッチ
内転筋ストレッチ:仰向けで両膝を立て、膝を外に倒して股関節を開く(バタフライストレッチ)。呼吸を意識しながら無理なく行う。
腸腰筋ストレッチ:ランジの姿勢を取り、後ろ足の股関節前面を伸ばす。骨盤を前に押し出しすぎないよう注意。
2. 筋力トレーニング
中殿筋トレーニング(サイドレッグレイズ):股関節外転筋を強化し、関節の安定性を高める。
内転筋トレーニング(ボールスクイーズ):膝の間にボールを挟み、内転筋を収縮させる。左右のバランス改善に効果的。
3. 関節可動域の改善
関節モビライゼーション(理学療法士による手技):関節包や関節唇周囲の動きを改善。
セルフモビライゼーション:セラバンドを股関節に巻き、軽く牽引しながら動かすことで可動域を広げる方法も有効。
4. 姿勢改善
長時間の座位や前傾姿勢が股関節の前側を圧迫しやすいため、骨盤のニュートラルポジションを意識することが重要です。
痛みがある場合の注意点
強い痛みや詰まり感が続く場合は、関節唇損傷やFAIなどの器質的障害が隠れている可能性があります。
MRIやX線による画像診断が必要なこともあり、無理なストレッチや過度な運動は避けましょう。
まとめ:詰まりを感じたら正しい評価と改善を
股関節の詰まり感は、単なる筋肉の硬さだけでなく、関節構造や軟骨の状態に起因する場合もあります。セルフストレッチや筋トレで改善が見込めるケースもありますが、痛みを伴う場合は医療機関や専門トレーナーに相談することが重要です。
Fit-me西国分寺店では、こうした股関節の悩みに対しても、解剖学・運動学に基づいたアプローチでサポートいたします。安全にストレッチやトレーニングを行いながら、根本からの改善を目指しましょう。
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